手口が巧妙化!?被害が拡大している融資詐欺の実態に迫る

2020年01月14日
詐欺・消費者問題
手口が巧妙化!?被害が拡大している融資詐欺の実態に迫る
融資詐欺とは、融資をすると見せかけて「保証金」などの名目でお金を振り込ませる詐欺のことをいいます。

2016年の融資詐欺の被害件数は36件で、被害は約5,000万円。他の特殊詐欺と比較すると被害は少ないですが、2019年頃からSNSを中心した「個人融資詐欺」も増えてきていて、融資詐欺の手口は巧妙化しています。

この記事では、融資詐欺の手口と被害事例、防止方法について分かりやすく解説します。

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融資詐欺の手口


融資詐欺の手口は、巧妙化しています。ここでは、融資詐欺の手口について解説します。

 

即日融資が可能である


融資詐欺の場合は「誰でも200万円まで融資します」という言葉で人を引き寄せ、信用させてから保証金を振り込ませて、融資をしないまま姿を消します。また「審査が不要で即日融資が可能です」「金利が低金利です」という甘い言葉を述べてきます。

このような甘い言葉を述べて、緊急でお金が欲しい人を引き寄せるのです。冷静な状態であれば、すぐに怪しいと気づくものですが、お金が必要で余裕がないときは騙されてしまいます。

 

実在する企業名を語り信用させる


実在する貸金業者や金融機関を装い、連絡をしてきます。実在する企業のロゴを不正利用して、関連会社だと思わせるような巧妙な手口のため注意が必要です。

偽サイトなども巧妙に作られているため、メールに添付されているサイトURLからサイトに飛ばずに、検索窓で調べて出てくる公式サイトを利用するようにしましょう。

 

保証金を融資前に振り込ませる


一般的な貸金業者の場合は、融資を受ける前に保証金が請求されることはありません。融資前に保証金が請求されるのは、融資詐欺の典型的なパターンと言っても良いでしょう。

「信用が足りないため保証会社を付けなければいけません。そのために、保証金を指定の口座にまで振り込んでください」と伝えて、融資よりも先にお金を支払わせる貸金業者には注意してください。

 

個人情報を不正利用される


安易な気持ちで、融資申請書に個人情報を記載してしまう行為は極めて危険です。融資詐欺だった場合は、騙して盗まれた個人情報が不正に利用されてしまうのです。

 

 

融資詐欺の被害事例


融資詐欺の被害には、どのような事例があるのかを確認しておきましょう。

被害事例①:融資保証金詐欺


2018年3月15日、貸金業者を装い融資保証金名目で女性から現金を騙し取ったとして、警視庁捜査官2課は詐欺容疑で、東京都新宿区西新宿の無職の40代の男女3名を逮捕。3人は詐欺電話をかける「かけ子」で、被害は2018年5月以降、全国で少なくとも約70件(被害総額約5千万円)になると見られている。

逮捕容疑は、2019年1月上旬頃、融資を申し込んだ群馬県に住む50代の女性に対し「貸付には、保証会社にお金を支払う必要がある」などと電話をかけて、5回にわたり、合計65万円を振り込ませて騙し取ったとしています。

警視庁捜査官2課によると、容疑者らは、貸金業者を装ったホームページを複数開設し、融資の申込者の個人情報を収集していたと判明しました。
(引用元:産経ニュース)

被害事例②:個人間融資詐欺


2019年から広まる「個人間融資」とは、TwitterやInstagramなどに「融資をします」という書き込みをもとに、お金を借りたい人がお金を貸す側と接触することから始まる融資詐欺です。

貸し手の多くは、金融業としての届け出を出しておらず、多くの貸し手は複数の法律に違反した「闇金」であるから危険。しかし、具体的な連絡の様子がDMなどのため、推定される取引数に対して逮捕や摘発が極端に少ないのが実情。SNS経由の個人間融資は黒に近いグレーな存在と言えます。

「サークルの飲み会が続いたため、仕送りとバイト代が底をつきました。学生ローンなども検討しましたが、親にバレると大変なため、Twitterで見つけた融資話に乗りました」と話すのは都内の有名私大に通う女子大生。

融資を借りるために個人情報を送れと言われ、言われるがままに従ったところ、個人情報が不正に利用されてしまいました。
(引用元:NEWSポストセブン)

被害事例③:助成金詐欺


東京地検特捜部は、2019年8月13日、企業主導型北緯所の設置を巡り、国の助成金を約4億8千万円だまし取ったとして、詐欺などの罪で福岡市のコンサルタント会社の社長と元社員を逮捕しました。

特捜部は2人の認否を明らかにしないが、関係者によると、被告人は「虚偽の書類は自分が知らないうちに作成されていた」と関与を否定するなどしています。起訴状によると、公益社団法人「児童育成協会」に虚偽の工事書類を提出するなどして、約4億8千万円を詐取したとされています。

 

 

融資詐欺の手口に対する防止対策


融資詐欺の被害に遭うと返金が難しいため、未然に防止しましょう。ここでは、融資詐欺の手口に対する防止対策をご紹介します。

 

融資を受ける場合は保証金不要と理解する


正規の貸金業者では、融資前に保証金が請求されることはありません。お金を借りる前に、保証金を請求される場合は融資詐欺を疑いましょう。もし請求をされた場合は、銀行に振り込む行為は控えてください。

 

信頼できる企業なのかを調べる


大手消費者金融や貸金業者だと騙る場合は、ハガキ等に記載されている電話番号が本当に業者の電話番号かを確認しましょう。また、電話番号と同様に住所も嘘の情報ではないかを確かめます。住所は、架空の住所やレンタルオフィスの住所が記載されていることも多いです。

また、貸金業を営むためには都道府県に届け出をし、登録番号を発行してもらう必要があります。届け出を出さずに運営している場合は違法行為に該当するので注意が必要です。金融庁のホームページを見ると、全国の貸金業の登録番号を確認できるため、信頼できる企業なのかを調べましょう。

 

大手消費者金融だけを利用する


お金に困っているからという理由で、正体が分からない相手からお金を借りる行為は危険です。なるべく、大手消費者金融へ行き、融資が不可能と判断された場合は中小の消費者金融へ行くようにしましょう。誰でも融資してくれる貸金業者は極めて危険です。

 

 

融資詐欺の手口に遭わないための注意点


融資詐欺の手口に遭遇して被害に遭わないためにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは、融資詐欺の手口に遭わないための注意点について紹介します。

「うまい話には罠があると警戒心」を持つ


詐欺師など欺くような人は、言葉巧みで人の弱いところにつけこみます。そのため、うまい話には警戒心を持つことが大切です。

「過去に滞納などした場合でも融資可能」「誰でも500万円まで融資可能」「即日融資可能」「驚くほど低金利」などの言葉が謳われている場合は、融資詐欺の可能性が高いため警戒心を持ちましょう。

 

平均的な実質年利など知識を身につける


融資詐欺に騙されないようにするためには、融資の平均金利や限度額を把握しておきましょう。現在、利息制限法によって、お金を貸す場合の年利には上限もかけられているため、正しい知識を身に付けておくことで違法業者かどうかを見極められるようになります。

 
借入金額年利の上限
借入額10万円未満年利20%まで
借入額10~100万円未満年利18%まで
借入額100万円以上年利15%まで

また、平均的な年収で借入をする場合、一般的な貸金業者の借入限度額は200万~300万円の間で設定されています。これらのことを踏まえておけば「年利数%の低金利」や「500万円まで融資が可能」と謳っている業者は怪しいと判断できるようになります。

 

少しでも怪しい場合は誰かに相談をする


融資を受けることは、借金をすることに該当するため、誰にでも気軽に相談できるものではありません。

そのため、すべて1人で決めてしまう傾向があり閉鎖的になってしまい、疑問や不安を感じても、そのまま流されてしまうということが良くあるのです。そのため、少しでも怪しい、信用して良いのか疑問に感じた場合は、警察でも敵わないので、誰かに相談するようにしましょう。


まとめ


過去に事故情報がある場合でも、お金が借りられるとなると強く惹かれてしまうのが融資詐欺です。低金利で、即日融資と魅力的な言葉が記載されています。しかし、本当に信頼ができる貸金業者であるかを確かめてから、契約をするようにしましょう。

近頃は、情報社会で個人情報が盗まれてしまうと、どのように悪用されるかは分かりません。そのため、融資を受ける場合は、企業情報を検索して信頼できる企業と判断できてから、融資を申し込むようにしましょう。

融資詐欺に騙されてしまった場合は、許せない気持ちになることもあるでしょう。そのような場合は、あまた法律事務所にご連絡ください。騙し取られたお金を返金できないかを一緒になって、解決致します。

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