実は損してるかもしれない?リボ払いのしくみとリスクを知っておこう

2020年01月10日
債務整理
実は損してるかもしれない?リボ払いのしくみとリスクを知っておこう
「欲しいけど、給料日までまだあるかららお金が足りなくて買えない~」

こんな時はどうしますか?買うのを諦める人、お金が貯まるまで我慢する人、カード払いで買ってしまう人、そしてリボや分割払いで買ってしまう人に分かれますよね。

給料日前のお金が無い時なので、一時的にカードで支払ってしまおうというのは、心理的にはよく分かるところですが、気を付けなければいけないのは、無計画な利用です。

支払いのことを全く考えずに、欲しいものを買っていたら、確実にリボの返済地獄に落ちてしまいます。

実際、リボ払いは使う側にとってデメリットが大きいのか?そしてどんなリスクがあるのでしょうか?


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リボ払いとは?


支払いの方法の略称で正式名称はリボルビング支払いです。
名前の意味は「リボルビング」=「回転」です。一つの商品の価格を分割して支払うのではなく、買った商品の購入額は借り入れの枠内に組み込まれて限度額内で買った商品の総額を毎月一定の金額で返済するシステムです。

借り入れの限度額内での利用ならば、何度でも利用するのが可能で、借入の残高が増えても、返済は一定になり、毎月の返済額が大きな負担にならないという点や、分割払いに対応していない店舗でも、実質的に商品の代金を分割できるという手軽さで利用する方が多いシステムです。

 

分割払いはどこが違う?


商品の代金を一括払いではなく、購入した後に支払うシステムなので、分割の支払いと同じものと考えている人もいますが、二つのシステムは全く違うので気を付けてください。

まず、分割払いと言うのは、一つの商品の価格に対して、分割で支払う回数を設定します。分割支払いが完了するまでの期間によって、分割の手数料が変化してきますので、商品の購入価格に、手数料を加算した金額が総額です。

一方で、リボ払いは、商品一つに対して支払い方法を設定するのではなく、クレジットカードや消費者金融の借入可能な枠内の中で、商品代金分のお金を借りるという考え方がわかりやすいでしょう。

 

 

リボ払いのしくみ


商品の金額や、借入の残高に影響されず毎月一定の金額を支払うシステムですが、返済方法には二つの種類があります。

 

1.定額支払いシステム


借入限度額内であれば、買い物した金額や借入の残高がいくらでも、毎月一定の金額を返済するシステムです。

毎月一定額の返済なので、一括では支払えないような高い商品を買った時でも、月の返済額に影響しにくいのがメリットですが、残高が増えても返済額は変わらないので、借入残高が増えると完了までの期間が延びます。

定額で支払う場合、元金に加えて手数料を支払うシステムと、元金と手数料の合計が定額となっているものがあります。

 

2.残高スライドシステム


借り入れの残高によって、返済額が段階的に変更されるシステムです。残高を一定ごとに区切り、範囲を超えると返済額が増える、定額のシステムと、残高によって返済の割合を設定する定率システムがあります。

 

 

なぜリボ払いは損と言われる?


返済回数や、期間が定められているローンや分割払いと比べて、リボ払いが損と言われる理由は、リボで支払う時の手数料が非常に高いからです。

分割払いの手数料は、支払い回数によって変わります。
回数が長くなれば、手数料も高くなり、購入金額の12~15%の手数料が平均です。

一方リボ払いは年利15%を採用しているところが多いので、手数料の面だけで単純に比較しても分割払いよりも3%高いです。

単純に比較しただけでも、高い印象がありますが、返済の回数が決まっている分割払いとは違い、毎月の返済が少額で返済期間が長い場合は、さらに手数料は大きくなります。

 

 

リボ払いのリスクは?


買い物の際には、非常に手軽で便利な印象がありますが、使い方によっては大きなリスクがあることも知っておかなければいけません。

 

回数や期間が決まっていないので完済の計画を立てにくい


商品を分割払いで買ったのであれば、最初に支払い期間を設定するので、買った後に、毎月どれだけのお金をいつまで支払えば、いつになったら代金の返済が終了するかわかります。

支払い回数を設定しなくても、元金定額の支払いシステムであれば、毎月支払っている金額から、いつまで支払えばいいか逆算することが可能です。

しかし、あくまでも一つの商品を買った場合についてであって、完済する前に他の商品を買った場合は、返済完了までの期間が延びるため、いつ完了するのか時期がわかりにくくなってしまいます。

 

残高が増えると元金への返済額が少なくなる


毎月支払う金額を固定する定額支払いのシステムだと、残高が増えても返済の金額が変わらないことで、毎月の生活費などを圧迫することは少ないですが、残高が増えるごとに、支払いの多くが手数料の支払いに充当されます。

残高スライド元利固定方式ならば、残高が大きくなっても返済額は一定です。そのため、残高が大きくなれば、支払いのほとんどが手数料にまわされてしまうので、元金はなかなか減らないという事態に陥ってしまいます。

 

支払いが終わるまで時間がかかるリスク


残高が増えて、支払いが完了するまでの期間が長期化すればするほど手数料を多く取られてしまいます。例えば、10万円の商品を毎月1万円づつの定額支払いで購入すれば、10カ月間元金の1万円と手数料を支払えば完済しますが、残高が100万円になってしまった場合、月々の返済が1万円ならば、支払い終了までに100カ月かかります。

返済の期間が長くなるにつれ、支払う手数料の総額も増えて、15%の設定ならば総合計で60万円以上が商品の代金以外に取られてしまいます。

あれこれと100万円分の商品を買って160万円を支払うことに気づいていれば、ほとんどの人が購入を諦めると思いますが、リボの場合は、総額に対しての金利になっているので、高いと感じないような設計がされており、どこか感覚が麻痺してしまうのです。

 

 

リボ払いで失敗しないために必要なことは?


知らないうちに買い物を重ねてしまい、いつの間にか残高ギリギリまで借り入れしてしまった・・・。設定された残高にもよりますが、100万円、200万円の借入枠ならばリボ地獄に陥っているかもしれません。

リボ地獄に陥らないために気をつけることそして抜けだすにはどんな方法があるのでしょうか?

 

利用状況のチェックは必ず行う


毎月の返済額が一定の金額固定システムで返済していると、自分が今いくら残高があるのかすらわからないと言う人も多いです。上限まで借り入れをしてしまい限度額オーバーで買い物できなくなって初めて借り入れたお金の多さに気づく人もいます。

この状態になってしまったら、もはやリボ地獄に陥ってしまったと言っていいでしょう。このような状態にならないためには、必ず毎月の請求書で、自分がどのくらい借り入れがあるのか把握すること。

現在の借入残高をどのように返済していくかプランを考えることが必要です。返済の見通しが立たない状態であれば、それ以上借入を積み重ねることはやめましょう。

 

元利固定方式は使わない


元利固定方式は、元金と手数料の合計した金額を固定して毎月の返済額にしています。そのため、残高が増えれば、返済したたお金の多くが手数料の支払いに充てられることになり、元金の返済がほとんどできないため、支払いが長期化します。

元金固定方式ならば、設定した元金を支払う他に手数料を支払うので、毎回支払う金額は増えますが、毎回の返済により元金は確実に減ります。

 

繰り上げ返済を利用する


残高が多くなり、毎月返しても、ほとんどが手数料の返済に充てられてしまい、元金が減らない状態になってしまうことを防ぐために有効なのが繰り上げ返済です。

引き落としの日に銀行の口座から毎月の返済額が自動的に引き落とされますが、引き落としとは別に振り込みをすることで、一気に残高を減らせます。

繰り上げで返済する場合は、返済した分が全て元金の返済に充てられますので、余裕がある月に何度か繰り上げての返済を行うことで、期間を短くできます。

 

有利な条件ならば借り換えも考える


年利15%ですから、15%よりも金利が低い金融機関があれば借り替えを行い、一括で完了させる手段も考えた方がいいでしょう。

リボ払いやキャッシングで一番怖いのは、限度額ギリギリで返済しては借り入れを繰り返すことです。金利が低いところで借り換えを行うことにより、今後、リボの残高が増えることがなくなるのは大きいです。

しかし、他から借りた後にさらにリボを利用してしまい、失敗する人も少なくありませんので、借り換えを行うならば、確実に今まで利用していたカードは処分するべきです。


まとめ


知らないうちに残高が増えてしまった・・・・
リボの返済で苦しんでいる人の多くがこのように話しています。

計画的な利用ができればメリットを与えてくれるリボ払いですが、自己管理ができないと、メリットよりもデメリット・リスクの方が大きいことを知っておいてください。

重要なのは、返済ができるうちに繰り上げ返済などで支払いを完了させてしまうことです。しかし、現実には毎月返済を行ってるのに、元金がほとんど減らない状態になっていて、返済の計画が全く立たず、ご相談される方が多いです。

相談に「もう遅い」はありません。

相談した時点が「まだ間に合う」タイミングであることは多いのです。リボ払いを利用していて、何となく払えている気はするけど、どこか先の見えにくいモヤモヤを感じる方は、早めに債務整理の相談をしてみた方が、傷の浅いうちに解決できる可能性が高まります。

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