被害総額なんと460億円!テキシア詐欺の全貌解明!

2019年11月01日
詐欺・消費者問題
被害総額なんと460億円!テキシア詐欺の全貌解明!
「出資すれば毎月高配当を得ることができる」

虚偽の広告勧誘で、全国から出資者を募り、参加者から現金を騙しとった疑いで3月18日、投資関連会社「テキシアジャパンホールディングス」の実質的な経営者、銅子(どうこ)正人氏(41)、同社の前社長、安達慶三氏(58)ら10名が岡山県警に逮捕されました。

全国の被害者数1万3000人、被害総額460億円以上にも及ぶ、大規模な投資詐欺事件となっています。被害者の中には、個人で3000万円以上を出資した人もいるようですが、いったいどのような方法でここまで資金を集めることができたのでしょうか?

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テキシアの常識外れの高配当を何故信じてしまったのか?


銅子正人氏にかけられた容疑は、2016年~2017年ごろの1年間に渡って、岡山県在住の会社員男性ら6人から総額6400万円を騙し取ったというものでした。

「毎月3%以上の高配当」「元本保証」という破格の条件。
常識では考えられない誇大広告といえる勧誘に何故騙されてしまったのでしょうか?

 

二つの顔を持つ銅子容疑者


「早くKINGに会いたい」「KINGの言葉には魂の叫びのような重みがある」

逮捕されて、被害者の会が結成されている一方で、銅子氏の帰りを待っている人は少なくないのには驚かされます。

関係者の話を聞くと、どうやら二つの顔を使い分けて高齢者らの心をがっちりと掴んでいたようですね。

 

・キングというカリスマの顔
大きなライブ会場で、彼の持ち歌「生きてるだけで丸儲け」を熱唱する銅子氏の姿は何度も報道されましたが、彼の歌に合わせて、嬉々として旗を振り、手拍子をする高齢者の姿は、まるでアイドル歌手のコンサートさながらでした。

ライブという集団心理の中で

「この人についていけば大丈夫」「他の詐欺のような投資案件とは違う」
というイメージを参加者に徐々与えていったのかもしれません。

そんなカリスマとしての顔だけではなく、お茶会と呼ばれる小さなパーティーに出席する銅子氏の姿は、気のいいお兄さんという感じで、凄く親しみやすい印象があったそうです。

ある高齢の参加者は、福井でのお茶会の時に、銅子氏が近づいてきて

「これで子供に焼肉でも食べさせてあげて」

そんな言葉をかけられて、ポンと10万円も渡されたと話しています。

カリスマとしての顔、そして親しみやすい顔を使い分けることで、高齢の参加者の心を掴むのが彼の手口だったとわかりますね。

神主としての顔も持っていたから、彼の持っている顔は二つだけではなかったかもしれません。これから、取り調べを進めていくと、さらに別の一面が出てきそうです。

 

ネズミ講システム


テキシアジャパンホールディングスは会員にランクが設定されており、上位ランクに行けば行くほど受け取れる報酬が高くなります。いわゆるネズミ講システムです。

 

各クラスの人数は下記のように、最下位の会員の人数が最大となるピラミッド構造でした。

・ディレクター(約130人)
・マネージャー(約220人
・エバンジェリスト(約1210人)
・一般会員(約1万1360人)

会員の獲得数によりランクが上がり、一般会員から一つ上のランクであるエバンジェリストになるためには、3人以上の勧誘か500万円以上の出資が必要ということですから、勧誘ができなくても、自分の出資金額を増やすことで上のランクに行けるということになります。

上のランクしか儲けることができないネズミ講システムですが、いくら出資金を増やしても、一般の人はマネージャーまでしか到達することはできませんでした。

その理由は、マネージャーまでは会員の獲得や、出資金の増額で上がることができますが、その上のディレクターになるには、銅子氏など幹部の承認が必要だったからです。

 

元警察官などが役員として勧誘していた


銅子氏とともに逮捕された10名の中にいたのが三好輝尚氏(60)です。
三好氏は、元岡山県警の警察官で、生活安全部門に属していた経験がある人物です。

生活安全課で得た知識を利用して、テキシアジャパンホールディングスでは、勧誘の地区リーダーを担当していたそうですが、それだけではなく、集金方法などの知識を銅子氏に教えるアドバイザーのような役割も担っていたのではないかと疑われています。
三好氏から勧誘を受けた被害者は

元警察官の方が「これは違法ではない!安全な投資だ」

と言って勧誘され、信じてしまったと言っています。

確かに、素性がわからない人に勧誘されるよりも、元警察官という人物に勧誘されたら、最初は怪しいと思っている投資でも信じてしまう人は少なくないですよね。

彼の勧誘によって、どれだけ多くの被害者が生み出されたか推測するのは難しいことではないでしょう。

 

テキシアは契約書を使わなかった


「お金を預けた時に、契約書ではなく、借用書をもらっていました」

三好氏がアドバイスを行ったのではないかと疑われているテキシアジャパンホールディングスの集金及び契約のシステム。

通常は、契約をする際に出資者との間で契約書を交わします。
しかし、テキシアジャパンホールディングスでは契約書を使わずに、出資者には借用書を発行していたようです。

「元本保証」や「3%という高額な金利保証」は、銀行などの金融登録業者以外が行えば、出資法違反に問われてしまう可能性があります。

その罪を逃れるために、投資させるのではなく、お金を借りるという形式をとることにより、刑事罰を逃れようとしていたという意図が見えます。

元本保証に関しても、借用書には、元本を保証するのではなく、貸したお金を請求することによって、全額返金させることができると記載してあるので、ここに、三好氏が指南役として関与していたことが疑われています。

2019年10月31日、名古屋地裁は三好氏に対し、懲役2年、執行猶予4年、罰金100万円の判決を言い渡しました。

 

募集開始直後から投資金を運営に回していた可能性


2013年に設立され、投資を募っていたテキシアジャパンホールディングスですが、2016年には、既に債務超過に陥り、同年7月には会員への配当を停止していたことが明らかになっています。

2017年からは、別会社を設立し、「月利3%の高配当」という、テキシアと同様の勧誘で投資を募っていた。別会社は株式会社ライフステージという仙台市の会社であり、この会社の幹部が、テキシアジャパンホールディングスの幹部を兼任していたことがわかっており、テキシアの既存会員に対して

「会社名が変わったから、再入会費用として10万円を支払って欲しい。支払いがない場合は、配当の保証はない」

と伝え、再度入会金を騙し取っていたということから、別会社は債務超過で運営不能となったテキシアジャパンホールディングスの損失補填のために設立されたのではないかと、子会社に対しての詐欺容疑での捜査も進んでいます。

テキシアからの配当分配が滞り始めてからは、配当を仮想通貨に切り替える提案などがなされていたようですが、多くの出資者は仮想通貨の切り替えを拒否したものの

やはりキングの熱烈な信者になってしまった人は

「仮想通貨に切り替えても、それが高騰するから大丈夫」

などと、全く運営に対して不安を持っていない人もいるようでした。

 

資金の一部が暴力団に流出か?


元警察官が幹部として勧誘活動のリーダー的存在だったことも驚かされたが、さらに驚くべきことに、現役の暴力団員が、テキシアジャパンホールディングスに幹部として在籍していたことでした。

中村外喜治(ときじ)氏は、山口組系弘道会の幹部をつとめる人物で、テキシアジャパンホールディングスでは、経営者の銅子氏の秘書役を務めていたという事が明らかになっています。

普通の幹部ではなく、秘書という立場であるから、かなりの運営金を自由にできる立場にあるため、会員から集めた資金の一部が暴力団の資金として流用されていたと懸念されています。

 

テキシアの残金はわずか1600万円


設立当初から資金繰りがうまくいっておらず、債務超過に陥っていたのは前述の通りですが、総額400億もの投資金額を集めたはずのテキシアジャパンホールディングスに残っている現金の総額は1600万程度と言われています。

損失補てんのために設立された、株式会社ライフステージに資金が残されているのかどうか現在は不明ですが、一口100万円という、高額な投資金を支払った被害者個人への返金の道は相当厳しいと思われます。


テキシア詐欺事件の今後はどうなる?


平成最後の年に起きた巨額投資詐欺事件。

現在は、テキシアジャパンホールディングスの関係者が逮捕されているだけですが、今後、関連会社も摘発されることになれば、被害者の総数そして被害金額はさらに増えることになるでしょう。

参加者の大半が高齢者であったという現実を考えると、特殊詐欺同様、情報力の弱い高齢者が詐欺のターゲットとして狙われていることがわかります。

投資した人達には、投資金額の返金を請求された時に、現金での返金ではなく、仮想通貨に切り替えての返金を提案していたという話もでているので、運営資金は底をついていたと想像できます。

現在、詐欺容疑で逮捕されているテキシアジャパンホールディングスの幹部たちには、詐欺容疑などでの、刑事裁判が行われることになりますが、同時に被害者への賠償訴訟の民事裁判も起こされることになるでしょう。

460億円にものぼる被害金額を全て取り返すのは非常に厳しいことであると思いますが、今後の捜査の行方そして裁判の行方について注目していきたいと思います。

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