リツイートだって名誉毀損になるんです!無責任な発信には要注意

2019年10月29日
詐欺・消費者問題
リツイートだって名誉毀損になるんです!無責任な発信には要注意
匿名で、正体がわからないから大丈夫だろうとか、自分のTwitterはフォロワーが少ないから、この程度の発言では問題にならないだろうと考えている人が多いようですが、Twitterでの発言は、プライベートの発言ではなく、公然の発言と見なされますので、何気なく呟いた発言が、相手を傷つけたり、相手に損害を与えたりすることで、名誉毀損で訴えられてしまう可能性もあるのです。

発言だけでなく怖いのがリツイートです。自分が発信したわけじゃないから大丈夫なんて思う人が多いですが、そんなことはありません!

リツイートしただけで名誉毀損になってしまう事例だってあるんです。

TwitterやSNSで発信した言葉が名誉毀損となってしまうのはどのような場合なのかか?

今までにTwitterで発信した言動が名誉毀損として訴えられた事例はどんなものがあるかについてまとめた記事です。

騙されたお金を
MatoMaで返金してもらおう!

20秒でできる簡単登録

無料登録はコチラ

Twitterでの発言が名誉毀損になる条件


刑法230条で示されている名誉毀損が成立する条件は

1.不特定多数に対する発言であり(公然性)

2.事実の摘示があり

3.相手の社会的信用を低下させる

この3つになります。

インターネット上での発言は、原則としては不特定多数に対しての発言に当たりますので、Twitterで、相手の事実を摘示して誹謗中傷すれば、名誉毀損の成立条件の1と2に該当します。

2の事実の摘示という言葉は、あまり聞いたことがないのでわかりにくいですが、摘示とは、暴き出すという意味になりますので、「あるか、ないか」というような他の人にも確認できるような事実を挙げるということになります。

例をあげてみると

Twitter上で

1「Aさんは3年前に逮捕された人間だ」

2「Aさんは暴力的で逮捕されてもおかしくない人間だ」

この2つの発言の場合

1の「逮捕された」という発言は、憶測であったとしても、逮捕されたという「あるか、ないか」の事実を挙げています。そして逮捕されたという事実は、Aさんの社会的評価を低下させることになりますので、名誉毀損に該当します。

逮捕されたことが、作り話であろうと事実であろうと、Aさんの社会的信用を低下させる要因となっていることなので、事実の真偽については関係ありません。

2の場合は、事実の摘示を行っているわけではありません。逮捕されてもおかしくないくらい暴力的な人間だと言っているので、あくまでも、本人の感想を述べたことになりますから、名誉毀損には当たりません。

 

Twitterでの発言が名誉毀損となった事例


2018年、大阪府知事であった松井一郎氏が、当時の新潟県知事、米山隆一氏のTwitterでの発言により著しく社会的信用を低下させられたとし、550万円の損害賠償を求め、訴訟を起こしました。

米山氏の発言内容は、大阪府の府立高校の頭髪指導を巡り、「責任者は維新の松井さん」「異論を出したものを叩き潰し」など事実を摘示したもの。

裁判所の判決は、名誉毀損があったとして、米山氏に33万円の損害賠償の支払いを命じましたが、その後両者の間で和解が成立しています。

松井氏は、名誉毀損による社会的信用低下についての損害賠償裁判を民事で起こしたので、名誉毀損が認められても、米山氏が逮捕されることはありません。しかし、SNSでの発言が原因で逮捕されてしまうケースもあります。

 

SNSでの発言が原因で逮捕された事例


2017年に、SNSでの執拗な書き込みによって、当時19歳の少年が逮捕されるという事件がありました。

2015年7月~2016年6月までの間に、

「様々な女ユーザーに迷惑行為を行い、最終的にはそんなことをやっていないと逃げまわっている」

などと、SNSに男子生徒を中傷する書き込みを行い、男性の名誉を棄損した容疑で逮捕されています。

この事件では、自分に対しての執拗な中傷書き込みによって悩んでいた被害者の男性が自殺をしてしまったということもあり、報道でも大きく取り上げられました。

 

Twitterのリツイートも名誉毀損になる?


Twitterやブログで、相手を中傷した発言が名誉毀損になるのはわかるけれども、リツイートは、自分が発言しているのではなく、他の人の発言を引用しているだけだから大丈夫なんて考えている人も多いでしょう。

そのため、名誉毀損の恐れがあるものだけではなく、真偽不明なフェイクニュースなどが無責任なリツイートによって拡散されるという問題が起きています。

実際、リツイートは本人の発言と見なされるのでしょうか?

裁判例ではリツイートは、既存の文章を引用することによって発信する主体的な表現方法とされています。つまり、引用であっても、記事をそのままリツイートすることにより、自分が発言したことと同様の表現になるということです。

Facebookや、Instagramのシェアに関しても、自分が発信したことと同様の表現としてみなされるので、自分の意見でないから、面白そうだからと気軽にリツイートする前に、もし自分がリツイートと同様の発言をした時には、名誉毀損になってしまうのかどうか一度考えることが必要です。

 

リツイートが名誉毀損で訴えられた事例


橋下徹元大阪府知事が、ジャーナリストのリツイートによって社会的信用を低下させられたと訴訟を起こした事件は、本人の発言ではなく、他人の発言を引用しただけのRTは名誉毀損に当たるかどうかということで大きな注目を集めました。

発端は、岩上氏が第三者の発言を引用したリツイート。

「橋下が府の幹部を自殺に追い込んだ」

府知事在任中に大阪府の職員が自殺したのは、橋下知事が原因であったような発言により、社会的地位を低下させられたということで、損害賠償100万を求めて提訴しています。

訴えられた岩上氏の主張では、リツイートの内容は事実を摘示しているものではなく、大阪府知事時代の橋下氏への批判を含んだ意見表明であるので名誉毀損には当たらない、仮に、内容が名誉毀損に該当するものであっても、原告が訴えるべきなのは、発言元に対してであり、リツイートを行っただけの被告には名誉毀損は成立しないと反論。

また、リツイートをすぐに削除したこと、ツイートを公開した後に橋下氏からの抗議や謝罪請求は一度もなく、いきなり提訴されたことで、原告は名誉毀損による社会的信用の低下の回復を望んでいるのではなく、数多くのリツイートから、自分に対して批判的な人物を見せしめとして選んでいる恣意的な面が強いとも発言しています。

橋下氏のTwitterアカウントでは、岩上氏のリツイートに対して、攻撃的な発言を何度も行っています。岩上氏は文書などでの抗議や謝罪請求が無かったと言っていますが、Twitterでの発言は、抗議や謝罪請求には当たらないのかという点でも、注目される裁判でしょう。

 

Twitterでの容疑者特定も名誉毀損になる


事件の報道があった時に、警察が公開していない犯人の実名や、顔写真、住所などの個人情報をTwitterで発信する容疑者特定の行為も、公然と事実を摘示していることから相手が訴えれば名誉毀損になりえます。

警察が容疑者の実名を公開し、実名で報道されていた場合でも、住所の特定や、職場の特定などを行うことも同様に名誉毀損になる可能性が高いです。

 

Twitterのフォロワー数が少ない場合は名誉毀損にならない?


Twitterでの発言は、インターネットを通じて全世界に発信されます。
フォロワーというのは、投稿があった時に自分のタイムラインに表示されるユーザーであるだけで、フォロワーだけにツイートが流れるわけではありません。

誰でもフォロワーになれる状態であり、フォロワー以外でもツイート内容を閲覧することができることから、いかにフォロワー数が少ないからといって、相手の社会的信用を低下させるような発言は、名誉毀損となります。

フォロワー数に関わらず、名誉毀損は成立しますが、フォロワー数が多い場合は、リツイートによってさらに大きく拡散される可能性が高く、社会的な影響力が高いと見なされるために、罪が重くなる要素の一つとなるとの見解もあります。

 

コメントやDMでは名誉毀損にならない?


Twitterでの発言で、相手の社会的信用を低下させれば名誉毀損になるのはわかったけれども、コメント欄への書き込みやDMの場合はどうなるのでしょうか?

まず、DMで相手に対して直接メッセージを送った場合、メッセージ内容を見ることができるのはDMを送った相手だけなので、「公然と」というポイントには該当せず、名誉毀損にはなりません。

コメントの場合も同様で、書き込みコメントが非公開の設定ならば、他の人は見ることができないので、名誉毀損に該当しませんが、コメントしたことが公開されている場合は、コメント欄への書きこみであっても、発言と同様に見なされ、名誉毀損に該当する可能性があります。


まとめ


短い文章で、自由に意見を発信できるのがTwitterの素晴らしいところですが、全世界に向けて発信しているということをついつい忘れてしまいがちです。

この記事では、主にTwitterでの発言が名誉毀損になる事例について書きましたが、それ以外にも、発言した内容が侮辱罪や脅迫罪に問われたり、威力業務妨害で逮捕されるという例もあります。

常に、自分の発言が不特定多数に向けられていることを意識して、発言したことに責任を持つようにしていれば、名誉毀損などで訴えられるリスクもほとんどなくなると思います。

騙されたお金を
MatoMaで返金してもらおう!

20秒でできる簡単登録

無料登録はコチラ
HEAD TEXT
SUB TEXT
BUTTON TEXT
HEAD TEXT
SUB TEXT
BUTTON TEXT
BUTTON TEXT