トラブルの解決を
弁護士に依頼したいとか、詐欺に遭ってしまい返金訴訟を起こすために
相談したい。
初めて依頼する時には、
どれだけ費用が掛かるか不安で、相談するのに二の足を踏んでしまう人も多いと思います。
確かに訴訟にかかる費用の大半は
弁護士に支払うお金です。
詐欺でお金を全て取られてしまって依頼するお金なんて用意できないという人や、債務整理を考えているけれども、弁護士に依頼する費用が足りないという人。
そんな時に覚えておいて欲しいのは
法テラスです。
一度は聞いたことや、街中にある看板をみたことがある人でも、いったいどんな組織なのかわからないという人が多いのではないでしょうか?
収入や資産が少ない人が弁護士費用を支払えないことによって、
裁判を起こす権利を遂行できないといった問題を防ぐための
機関になります。
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1.法テラスとは?
正式名称は
日本司法支援センターといい、通称
法テラスといいます。
全ての国民が裁判を起こす権利をより容易に遂行できるように、そして弁護士のサービスをより身近に受けることができるようにする目的で設置されています。
法テラスというネーミングには、
・「日当たりのよいテラスのように、皆さんが安心して利用できる場所」
・「法で社会を明るく照らす」
という二つの意味が込められています。
2.法テラスはどこにある?
本部は東京都中野区のハーモニータワー8階にあります。
東京都だけではなく、
全国各地に法テラスが設置されています。
各県庁所在地に、法テラスが設置されており、そのほかに法律相談所が各県に1、2箇所設置されていることもあります。
3.法テラスではどんな相談ができる?
利用状況を見ると、相談内容で一番多いのは、
離婚に関する相談、そして
借金に関する相談と
民事に関する相談が多いようですが、民事に限らず、
刑事事件でも相談できます。
4.無料で相談ができるか?
弁護士会などでも
無料相談を受けているところがありますが、通常は
1回30分以内という時間制限を設けているところが多いでしょう。
法テラスの無料相談は、
1つの問題につき3回まで相談を受けています。
最初に相談に行く人は、何を相談したらいいかわからないため、時間制限がある場合は本質的な部分を相談する前に、自分の状況を説明するだけで時間を取られてしまうことも多いです。
1回目の相談で、所属しているスタッフ弁護士と話すことにより、自分が相談したいことも明瞭になり、2回目、3回目の相談で解決への道が示されます。
1回の無料相談では、相談が終わったあとに、訴訟を起こすか?諦めるか?の二択しかありませんでしたが、3回の無料相談があれば、相談しているうちに解決することもあり、訴訟を起こす場合は
確信を持って訴訟に臨めるということになるでしょう。
ただし、誰でも無料相談が受けられるわけではなく、収入等が一定額以下の人であったりするなど
法テラスが定めた条件に合う人だけが無料で相談を受けることができます。
5.法テラスが行う業務とは?
全ての国民には
平等に裁判を起こす権利があります。
しかし、裁判を起こすには費用がかかってしまいます。
経済的な理由で裁判を起こすことができない状況を防ぐために
経済的な支援をするのも法テラスの業務です。
裁判にかかる費用を支払うのが困難な人々に対して以下のような業務を行い支援しています。
5-1.代理援助業務
基本的に弁護士への費用の支払いは
一括払いで行われます。
依頼内容にもよりますが、訴訟を起こす時の費用は
安いものではありません。
経済的な理由で費用を一括払いができない人に対して、
弁護士費用の立て替えを行うこと、これが法テラスの業務の一つになります。
立て替えてもらったお金については、その後、
分割払いで支払うことが可能になります。
5-2.書類作成援助業務
代理援助は弁護士費用の立て替えを行うものですが、
書類作成援助というのは、裁判所などに提出する書類を弁護士などに作成してもらったときの費用を立て替えることです。
立て替てもらった費用は、その後
分割で支払うことができるので、今はお金がないから依頼できないという人でも、泣き寝入りすることはありません。
6.法テラス利用のメリットは?
無料で法律の相談を受けてもらえること以外にも法テラスの
メリットはあります。
6-1.弁護士費用を安く抑えることができる
弁護士に直接依頼すると、基本的には
着手金と
報酬金を支払わなければなりませんが、法テラスでは、着手金、報酬金とも
上限が設定されていることから、直接弁護士に依頼する場合よりも
費用が安くなるというメリットがあります。
6-2.費用を立て替えてもらい分割払いで支払うことができる
弁護士費用は、
着手金と
報酬金、そして
必要経費から成り立っています。
報酬金の支払いならば、民事訴訟で勝訴した時に相手から支払われる返金分や賠償金などを
成功報酬として使うことができますが、
着手金については、
依頼したときに
一括で支払わなければいけません。
着手金が支払えない為に、依頼できないということを防ぐため、弁護士費用の立て替えを行っています。
あくまでも
一時的に費用の立て替えをしてもらえるだけなので、支払いが免除になったわけではありません。
立て替えてもらった分に対しては、その後
分割で支払います。
7.法テラスは誰でも利用できるのか?
法テラスは全ての国民が利用できますが、前述した弁護士費用の立て替えなどを利用するには一定の
条件が必要です。
7-1.収入や資産が定められた規定の水準以下であること
経済的に裁判の費用や弁護士費用の支払いが困難な人々を救済することが目的ですから、費用の立替を利用するには、収入や資産が定められた水準以下という必要があります。
7-2.裁判で争った場合、勝てる可能性が少しでもあるもの
勝訴はもちろんのこと、和解や示談等により
紛争解決の見込みがある場合も含みます。
逆に、裁判を起こしても
勝てる見込みがゼロといった場合は受け付けてくれません。
7-3.法テラスの趣旨に沿った訴えであること
どんなものが趣旨に沿っているのか?と思ってしまいますが、ここで言われる趣旨に沿った訴えというのは、
世間一般の常識や正義に通じているものです。
報復的感情を満たすだけや宣伝のため、権利濫用訴訟は援助の対象外となります。
8.法テラス利用のデメリットはあるのか?
法テラスの利用で考えらえる
デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
8-1.担当弁護士が決められてしまう
常駐しているスタッフが無料相談などに対応してくれます。
無料相談で対応してくれた方が、そのまま裁判の担当になることも多いので、その際は
自分で弁護士を選ぶことはできません。
しかし、直接依頼した弁護士と法テラスを介して契約すると言う「持ち込み」の制度があります。
現在では、持ち込みの制度で利用される方の数が増えているようです。
直接契約では不可能だった
民事扶助の制度を使って
費用を減らすことが可能になるので、着手金が支払えないという依頼者に対しては、弁護士から法テラスを介しての契約を薦められることもあります。
8-2.審査が通るまで時間がかかる
費用の立て替えなどを申請した場合、審査が完了するまで
時間を要するというのも
デメリットと言えるかもしれません。
通常の審査であっても、
2週間から1ヵ月くらいの審査期間が必要となります。
審査期間中の対応については、
担当者によって全く違うようで、多くの弁護士さんは審査中でも、依頼案件に着手してくれるようですが、中には審査が終わるまで着手をしないという方も存在するので、そのような担当にあたってしまったら、裁判の開始も遅れることになってしまいます。
9.無料相談するにはどうしたらいいか?
各県の県庁所在地に設置されていますが、相談に行きたいけれども場所がわからないとか、県庁所在地に住んでいないのでどこに行ったらいいかわからないという人は、まずは
全国共通のサポートダイヤルに
電話をすることがいいでしょう。
法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)
平日は
朝9時から
21時まで受付を行っているので、会社が終わってからでも電話をかけることができると思います。
日曜日は休みですが、土曜は17時まで受付を行っています。
10.まとめ
様々な理由で裁判を考える人がいると思いますが、多くの人にとって自分が正義だとわかっていても、裁判を起こすというのは非常に不安だと思います。
そのために
事前相談が大事になります。
混乱してしまい、自分の置かれている状況が正確に把握できない場合でも
無料相談で話を聞いてもらうことにより、自分の置かれている
状況を確認、裁判を起こした方が自分にとって利益がでるものなのかどうか
判断できることでしょう。
裁判を起こすことによって、相手との関係がどうなってしまうのかという漠然な不安もありますが、やはり一番大きいのは、
費用をどのくらい用意しなければならないのか?という不安でしょう。
詐欺に遭ってお金を取り戻したいのに、お金がなくて返金の訴えができないなんて本末転倒の話です。
そして、相談内容の中で多い問題に、借金問題がありますが、弁護士への費用が支払えないから借金の返済を引き延ばしてどんどん厳しい状況になるという方でも、費用の
分割払いのシステムで依頼できるので、一日も早く法テラスへ相談に行くことがいいと思います。
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