それって大丈夫?激安で購入できるブランド品は詐欺の可能性が高い

2021年04月26日
詐欺・消費者問題
それって大丈夫?激安で購入できるブランド品は詐欺の可能性が高い
「普通は10万円するブランド物のバッグなのに、3万円で売っている!?」

しかし、相場よりもはるかに価格が安いことに納得できる理由がない場合、偽物、詐欺である可能性が高いです。

以前は、ブランド品の偽物と言ったら、海外に旅行した際に購入し、騙されてしまうことが多かったのですが、インターネットの普及により、日本国内でも多くの偽ブランド商品が出回るようになっています。

購入する時だけではなく、不要になったブランド品を売却するときに、安い価格で買いたたく悪質な詐欺業者も増えています。

ブランド品詐欺の手口と、被害に遭ったときの対処法についてまとめた記事です。

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1.ブランド品詐欺とは?


インターネットサイトや、オークションには本物のブランド品の写真を掲載し、購入者に対して、全く写真とは別の商品を送るといった詐欺

本物とは見分けがつきにくいような精巧なコピー商品を送ってくる場合もあります。

また、支払いをしても商品を発送せずに、購入費を騙し取るという犯罪も増えています。


2.ブランド品詐欺の手口


以前はブランド品詐欺と言えば、高級ブランドの洋服や、高価な時計などの被害がほとんどでしたが、最近ではコンタクトレンズなど比較的安価な商品での被害報告が出ています。

その手口について解説します。


2-1.偽の販売サイトでブランド品を販売


偽のショッピングサイトを作成して、商品の画像と価格を掲載。

購入した人に対して、偽のブランド品を売りつける手口です。

サイトは、高級ブランドの公式サイトや大手販売サイトを真似て作ったものが多く、サイトを見ただけでは怪しいとは感じないものが多いです。

サイトのデザインを真似するだけでなく、実際に大手企業などの名前を無断で掲載していたり、SEOを悪用して、検索結果の上位にサイトが出現したりするため、一見して詐欺サイトと見極めることは難しいでしょう。

大規模な販売サイトを作成してのブランド品詐欺は、海外の詐欺グループが行っていたり、日本国内のグループと共同して行っていることが多く、販売サイトも日本国内ではなく、海外のサーバーにあることが多いので、摘発が難しいという問題があります。


2-2.ネットオークションでの詐欺


最近、急増しているのがネットオークションでのブランド品詐欺です。

参加の敷居が低いため、多くの個人販売者がネットオークションを利用して商品を販売しています。

個人だけではなく企業も販売戦略の一環としてネットオークションに出品しており、それに混じって詐欺販売グループが偽ブランド品を販売している例が多いです。

ネットオークションの場合、通常の販売価格より大幅に安い価格で販売していても、それほど疑われないというのが、多くの詐欺被害者を出してしまう原因になっています。


2-3.オークションでのすり替え詐欺


ブランド品詐欺の被害者は購入者だけだと思われがちですが、オークションでのすり替え詐欺の被害者は購入者ではなく出品者、つまり販売側になります。

詐欺の手口は、まず出品者がオークションサイトにブランド品を出品します。

そして、出品してあるものを購入したいと購入者から連絡があり、出品者はブランド品を梱包して発送しますが、商品到着後、購入者から返品したいとの連絡が入ります。

返品を了承し、商品を送り返してもらった時に開封して中身を確認すると、それは自分が出品した正規のブランド品ではなく明らかに偽物の商品。

これがすり替え詐欺です。

すり替え詐欺では、オークションの返品システムを悪用することで、出品者に安心をさせて本物の商品を発送させます。

オークションのシステムでは、双方のトラブルを防ぐために、取引が終了するまで、オークション運営者が代金を預かるというシステムを取っています。

購入者が代金を支払ったという連絡が入ってから、出品者は発送をするので、代金を支払わずに騙し取られることを防げるのですが、支払いの時点で代金は出品者に振り込まれるのではなく、運営側が一時的に預かる形になっています。

購入者の元に商品が届き、受け取った商品を確認し取引完了となったところで、商品代金が支払われるシステムなので、購入者が返品をした場合、代金は出品者を経由することなく直接、運営側から購入者に返金となります。

このシステムを悪用して、詐欺購入者は、正規のブランド品と偽のブランド品を交換してしまうことができるのです。


2-4.ブランド品の買取詐欺


不要になったブランド品を買取業者に持って行き売却する人も増えています。

昔から悪質な業者が、買取相場よりも低くブランド品を買い叩くという被害はありましたが、最近ではネットを使った買取や、家に押しかけてきて買取りをする「押し買い」という被害も多発しています。


3.ブランド品詐欺に遭わないためにチェックすること


友達や家族にプレゼントのために購入するということも多いですよね。

そんな時に偽物をつかませられたら大変です。

いったいどこに気を付ければいいのでしょうか?


3-1.販売価格が相場と違いすぎないかチェックする


高価なブランド品が市場価格の半額以下で売っていたなんて言ったら、掘り出し物を発見したと思って、売り切れないうちに購入したいと思うのもわかります。

しかし、あまりにも相場と違う場合は、偽物である可能性が非常に高いです。

オークションなどで出品されていた場合は、同じ商品をネットで検索してどのくらい価格が違うのか確認してから購入することをおすすめします。


3-2.ブランドに対しての知識を身につける


ブランドは高いから価値がある。

全くブランドの知識がないのにブランド品を購入することは、どうぞ詐欺で偽物を売りつけてくださいと言っているようなものです。

高価なブランド品を購入する時は、ある程度、そのブランドに対しての知識を身につけることによって、本物か偽物か判断できることもあります。


3-3.届いた商品はすぐに確認する


郵送で商品が届いた時には、すぐに確認することが必要です。

商品の形状や、傷がないことを確認します。

ネットで偽物と本物を見分けるポイントを掲載しているサイトもありますので、それを参照しながら商品が本物であることが確認できてから初めて取引完了の報告をするようにしてください。

あまりネットオークションや個人取引を使わない人は、商品が到着したら確認しないで取引完了の報告をしてしまう人もいますが、それは絶対にやめましょう。


3-4.初めて使うサイトならネットで評判を調べてみる


大手のサイトやよく利用するサイトなら問題ありませんが、初めて使うようなサイトで高額なブランド品を購入する場合は、一度、そのサイトの評判をネットで調べてみてから実際に購入するのがいいでしょう。

前述したように、偽ブランドを扱う詐欺サイトの多くは海外に拠点がありますので、日本で詐欺の被害があっても、素知らぬ顔で販売を続けています。

しかし、ネットやTwitterなどで検索してみることで、そのサイトでどんなトラブルが過去にあったか知ることができます。

トラブルの多いサイトはどんなに商品が安くても使わないことが賢明ですね。


3-5.製品番号の写真を撮っておく


すり替え詐欺の場合は、精巧な偽商品を送ってきますので、それに対抗するためには出品するときに、製品番号の写真を撮影しておくことです。

製品番号の写真をアップロードしておくことで、運営サイトに対しても商品の返品が完了しても相手に返金をするのを止めることができます。


4.ブランド品詐欺に遭ってしまった時の対処方法


気を付けていても被害に遭ってしまうことがあります。

そんな時はどうしたらいいでしょうか?

詐欺被害の対処法について説明します。


4-1.取引相手との返品交渉


まず最初に行わなければいけないことは、取引相手に対して連絡をして商品が正規品でない旨を告げ、返品、返金に応じてもらうように交渉してみます。

最初から詐欺目的で偽ブランド商品を販売している業者には通じませんが、中には自分で偽物だと気づかないで出品している個人の出品者もいますので、まずは取引相手に連絡をして返品の交渉を行いましょう。


4-2.運営サイトに通報


詐欺業者の場合、連絡先が記載されていても連絡が取れないことがほとんどです。

連絡が取れたとしても、返品や返金に応じることはないでしょう。

そういった場合には、オークションサイトの運営に連絡し、偽物を購入させられた旨を伝え、相手に支払った金額が渡っていない場合は、支払いを凍結してもらうことです。


4-3.カード会社に連絡する


商品の代金をクレジットカードで支払いをした場合、到着した商品が偽物だったらカード会社にその旨を伝えることで、カード会社から販売者に代金を渡すことが保留となり返金してもらえる場合があります。


4-4.消費者センターに相談する


商品を購入した時に、一方的に購入者が契約を破棄し返品、返金を求めることが可能なクーリングオフ制度があります。

通信販売の場合でもクーリングオフが適用されますが、事業者が通信販売の広告で返品特約に関する記載を経済産業省令で定めたルールにより行った場合はクーリングオフはできません。

そのため、ネットで偽物を売りつける詐欺が横行しているのですが、広告に不備があったり、嘘の広告を掲載したり、偽物を本物と偽って販売した場合は、返品、返金を求めることができます。

消費者センターで相談することで、どうやって返品の請求をすればいいか教えてくれますので、もしも詐欺の被害に遭ってしまった場合は、相談に行ってみてください。


5.まとめ


明らかに偽物である商品を売りつけられる被害は少なくなっており、購入者が偽物とわからずに長年使用した後に本物ではないことに気づくケースもあるほど、偽ブランド商品は精巧になっています。

せっかく高額の商品を購入するのですから、失敗のないように自分でもできるだけ知識や情報を手に入れてから購入するようにしてください。

もしも偽物を購入してしまったら弁護士にも相談して法的手続きも検討してみてください。

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