銀行に預けても全くお金が増えない低金利時代。
高齢者の人は、退職金や今までの貯金を投資で少しでも増やして安心した老後生活を送りたいと思うのは当然です。
しかし、投資で一気にお金を増やそうとするのは非常に危険です。
高利回りの商品には必ずリスクが存在します。
バイナリーオプションは、確かに高利回りではありますが、
株やFXなどの投資とは全く違います。
高利回りという宣伝に隠された罠と実際に
詐欺被害に遭った実例をまとめていますので、
バイナリーオプションでの投資を考えている人は是非一読してみてください。
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バイナリーオプションは投資ではない?
投資と言うのは、利益を得るために自分の資産の一部を預けて、その企業の成長や、通貨の変動によって利益を得るものです。
株式などの投資は、短期的に見ると投資金額がマイナスになる可能性がありますが、長期的に見た場合、投資対象さえ間違うことがなければ、安定して資産を増やす方法でしょう。
通貨FXについても、大きくレバレッジをかけてしまうと、資産を失うリスクは高くなってしまいますが、長期的な資産運用として見た場合、大きく損害を出すことは少ないと言えます。不動産投資も同様ですね。
最近、高利回りの投資ということで話題になっているバイナリーオプションの場合はどうでしょう?
まず、最初にバイナリーオプションでは
長期的な展望というものができません。
なぜなら、長期間に渡って通貨や株を保有するのと違い、バイナリーオプションで利益を出すためには、数分後、数十分後に対象の通貨が値上がりしているか?それとも価格が下落しているかを
予想してお金をベットするものだからです。
価格が上がっても、下がっても、自分がどちらかに予想して結果が当たっていれば、配当金が得られますが、外れた場合はベットした金額は全て没収となり、まさしく
シンプルなギャンブルと言えます。
「絶対に勝てる」バイナリーオプションの宣伝は嘘
バイナリーオプションの勧誘では「絶対に勝てる」という言葉を使って騙してきます。
他にも「勝率80%以上の実績」というようなものもありますね。
前述したように、バイナリーオプションは「High」「Low」を当てる二択式のものですので、
確率は50%です。
最初は運よく勝ち続けることもありますが、長く続けているうちに、確率は50%に向かって収束していきます。
逆に最初は連続で負けてしまった場合も同様でしょう。
普通に賭けているだけでは、勝率は50%しかないのに、それを80%の勝率や、ましてや100%の勝率にするには、予め勝てるとわかっているものに投資するしかありません。
果たして一介の、情報商材の販売者が為替の動向を把握するインサイダーのような情報を持っているか?普通に考えてみればわかります。
もしも、そんな人物が存在して、世界の為替の情報を販売しているなんてことになったら、世界の経済は大混乱になるでしょう。
絶対に勝てるという宣伝文句も、80%以上の勝率という言葉も、どちらも誇大広告で特商法違反になる可能性が非常に高いのです。
バイナリーオプション詐欺の手口
バイナリーオプションを薦める詐欺業者はどんな手段で騙してくるのか?
その手口を紹介します。
確実な投資案件と勧誘してくる
前述したように、バイナリーオプションは高利回りの商品であることは確かです。
しかし、あくまでも結果の予測が当たることによって高利回りが実現します。
外れてしまったら利回りが低いどころか、ベットしたお金は全て没収されてしまいます。
どう考えても確実で安定した資産投資というものではありません。
海外の取引所で口座開設させる
バイナリーオプションで騙された人の多くが、
日本の取引所ではなく海外の取引所で口座を開設させられています。
日本の取引所でもバイナリーオプションのトレードはできるのですが、わざわざ海外取引所で口座を開設させる理由というのは、販売者が口座開設者を紹介することによって報酬を得ているからです。
海外取引所でバイナリーオプションを行う場合、日本ではできない5分後の価格を予測するということもできますが、そんなメリットよりも明らかにデメリットの方が大きいです。
口座のお金が出金できないというトラブルがあった場合でも、
日本の行政の力で救出することはほぼ不可能ということで、金融庁からも通達が出ています。
出金するのにお金が必要
バイナリーオプションの詐欺で最近最も多いのが、無料会員登録で、バイナリーオプションを体験してみて、その結果を見てから登録してくださいというものです。
こういった詐欺商材の場合、とにかく最初は勝ちまくることができて、スマホやPCの画面上では、利益が数十万、数百万円になります。
しかし、あくまでもその画面が本当のものなのかどうかは保証できません。
無料体験版のトレードで、稼いだお金を出金しようとしても不可能。
出金するためには登録費用や、システム費用、メンテナンス費用など様々な名目でお金を騙し取られます。
参加した人にとってみたら、デモ画面上で数百万円あり、そのお金を出金できるのなら、数十万円の登録費を払ってもいいと思うかもしれません。
しかし、
登録費だけ騙し取られて、その後出金などできないという詐欺事件が多発しているのです。
もしも、バイナリーオプションのデモトレードを体験して、このような状態になった時には、販売者に対して、
登録費用と、現在口座に入っているお金の相殺をお願いしてみてください。
相殺に応じられないという返事が来た場合は、確実に詐欺ですから、
絶対にその後の支払いには応じてはいけません。
全く稼げない自動ツール
最新AIによる自動ツールで確実に勝てるという宣伝文句を使う販売者も多いです。
株式投資などでは、MT4のような自動運用ツールが存在し、長期的に見れば資産を増やすことができるというケースもありますが、バイナリーオプションの結果を予測するというのは、他のギャンブルの競馬や競輪の結果を予想するギャンブル予想と同じことです。
個人情報を騙し取られる
取引所に登録するときには、自分の個人情報を書類に記入したり、入力する必要があります。
詐欺業者の中には、住所、氏名、生年月日という個人情報以外にも、銀行の口座番号やクレジットカードの番号を聞いてくることがあります。
現在所持している銀行の口座番号や、クレジットカードの番号など全く口座開設には必要ありません。
ましてや暗証番号なんて聞いてきたのならば、絶対に相手に伝えてはいけません。
バイナリーオプションの詐欺被害の実例
バイナリーオプションの詐欺被害に遭った実例を紹介します。
東京都60歳会社員の方のバイナリーオプションの被害実例
あまり体の状態が芳しくなく、定年後は退職金と、現在の貯蓄と年金で老後を過ごそうと思っていましたが、やはりこれから年金以外の収入が無いというのは不安なため、投資を考えていました。
ネットで見つけた高利回りの投資で、
毎月の利回りが20%というものを見つけ、最初は
体験版で無料だからということで、参加してみました。
バイナリーオプションの知識は全くありませんでしたが、出資したお金を海外取引所の口座に入れておくだけで、お金が増えるということだったので、半信半疑ではありましたが、最初の投資金すら自分で出していないので、全くリスクがないと思い、毎日スマホで口座を確認していました。
信じられないことに、
始めてから1週間で口座の金額は400万円にふくれあがり、最初の投資金額はプレゼントということだったので、全て自分のお金ということです。
とりあえず400万円で株を買ってから、バイナリーオプションについては考えようと思い、出金指示を出しましたが、出金も振り込みもできない状態になっていました。
販売者に連絡をすると、出金するには正会員になる必要があり、登録費用とメンテナンス費用を合わせて60万円が必要といわれました。
60万円を支払っても、400万から差し引いたら340万円なので、登録費を支払いましたが、まだ出金できません。
今度は、システムのメンテナンスが長引いており、40万円を支払うことで、優先的にメンテナンスを終了させることができると言われました。
とにかく現金を受け取らないと全てなくなってしまいそうな気がしたので、追加で40万円。
総額で100万円の支払いをしました。
結局、
追加料金を払っても出金はできず。それどころか業者との連絡が全くとれなくなってしまいました。
まとめ
バイナリーオプションの詐欺が急増している原因の一つは、まだバイナリーオプションがどういうものか一般的に知れ渡っていないことが大きいと思います。
老後のことを考えると少しでも資産を増やしたいと思う気持ちはわかりますが、リスクの高い投資に手をだすことによって、大切な資産を増やすどころか失ってしまう可能性もあります。
高利回りの投資にはリスクがつきもの、そのリスクの担保として高い利回りがあると考えてください。
ましてや、
二択のギャンブルであるバイナリーオプションで確実に資産を増やすということは不可能です。
もしも、バイナリーオプションを始めるならば、余剰金を使って楽しむという域を出てしまわないようにすることをおすすめします。
また、金融庁からも警告が出ているように、海外取引所でのバイナリーオプショントレードは、トラブルが起きたときに対応することができない危険性がありますので、なるべく避けるのがいいと思います。
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