楽天やAmazonなど利用したことがある人もいるのではないでしょうか?
これらのECサイトの登場によって買い物は大変便利になりました。
また、近頃は個人間同士で取引できるオークションサイトやフリマアプリが多くの人に利用されているようです。
便利なネット取引ですが、
カードの不正利用の被害も後を絶ちません 。
不正利用されたために不当請求されてしまった場合は、料金を支払わなければいけないのでしょうか?
安心して下さい。
結論を先にお伝えすると、チャージバックを利用すると不正利用の被害金を取り戻せる可能性があります。
この記事では、
カードの不正利用の被害状況 や
チャージバック方法 など網羅して詳しく紹介します。
騙されたお金を
MatoMaで返金してもらおう!
20秒でできる簡単登録
無料登録はコチラ
1.クレジットカード不正利用の被害状況について
一般社団法人日本クレジットカード会社の調査によると、カードの不正使用被害の件数は2017年度から
急増しているとのこと。
2017年だけで、カードの不正使用被害額は
236億円にもなると調査報告が上がっています。また、カード番号盗用被害が急激に増えています。
このことから分かるように、いつカードが不正利用されても、おかしくない状況なのです。
| 被害総額 | 偽造カード被害額 | 番号盗用被害額 |
2014年度 | 114.5億 | 19.5億 | 67.3億 |
2015年度 | 120.9億 | 23.1億 | 72.2億 |
2016年度 | 142.0億 | 30.6億 | 88.9億 |
2017年度 | 236.4億 | 31.7億 | 176.7億 |
1-1.番号盗用被害が増えた要因
カード不正による被害が拡大しているという事実は理解をして頂けたと思います。
カード盗用被害が増えた要因としては、次のことが挙げられます。
フリマサービスなどの商品換金が安易なサービスの普及
カード不正利用によって事業者からだまし取った商品は、主に偽造カードによる被害より、カード番号盗用転売されて換金されます。
転売や換金を容易にするサービスの登場が不正利用の被害が増加した1つの要因として挙げられます。
リサイクルショップや金券ショップなどは、古物営業法に基づいて、必ず取引をする際に本人確認を実施することが義務づけられていました。
本人確認をしておけば、トラブルが起きたときも問い合わせすることができて安心です。
しかし、近頃普及しているオークションサイトやフリマアプリを利用すれば、簡単に個人間取引ができてしまうのです。
このようなサイトを利用する際は、本人確認の手続きがされることはありません。そのため、トラブルが起きやすいのです。
クレジットカードの不正利用は気づきにくい
不正利用の被害が増加してしまう1つの要因としては、
不正利用に気づきにくいということも挙げられます。
カード決済をした後に明細が出来上がるまでには時間がかかります。
カード会社の明細書をこまめに確認する人は不正利用に気づくことができますが、こまめに確認しない人は、不正利用の代金まで請求されてしまうので気を付けましょう。
カードの明細書は
月に1度は必ず確認することが大切 です。
1-2.国内の大手通販サイトでも多額の被害
楽天市場の発表によると、2015年度にクレジットカードの不正使用が発覚して取引を停止した件数は
約9万件、総額72億円にもなるとのこと。
大手通信サイトでも不正利用に取引が増えているので注意しましょう。
2.カードが不正利用されてしまう要因
カードの不正利用には主に
2通りあります。店頭取引での不正利用とインターネット取引での不正利用です。
このうち、インターネット取引での不正利用が2017年度から急増していると言われています。
どうしてカード情報が漏れてしまうのでしょうか?情報の漏洩について紹介します。
2-1.カード情報の漏洩
カード決済で必要な情報は、カード番号、カードの有効期限、支払い金額の3要素です。
インターネット取引ではセキュリティコードの情報も必要になるケースがあります。
これらの情報が盗まれてしまうと、カードが悪用されてしまうのです。
カード情報が流出してしまう理由は、スキミングやフィッシング詐欺、パソコン時のウイルスやスパイウェアの作用などが挙げられます。
日頃、カードを持ち歩くことはなくても、情報が流出してしまうことがあるのです。
【カード情報の詐取方法】
・フィッシング…金融機関などを装ってカード情報を入手する方法
・スパイウェア…PCやスマホにスパイウェアを潜り込ませて、個人情報を取得する方法
・スキミング…対面取引時にマシンで個人情報を取得する方法
2-2.カードの盗難や紛失
財布を落としてしまった際にカードが引き抜きや、ロッカー荒らし、車上荒らしによって、盗難されることがあります。
店頭取引でカードを使用する場合は、PINコード入力やサインで本人確認を行いますが、インターネット取引では本人確認が不要のため、カードが盗難されてしまうと不正使用されてしまうのです。
2-3.クレジットマスター
コンピュータを利用して、番号を割り出し不正使用する新しい詐欺手口です。
スキミングやフィッシング詐欺と異なって、現時点では防止策は見つかっていません。
3.カード会員を守るチャージバックについて
チャージバックとは、カードが不正利用されてしまった場合、支払に同意しないことで代金の売上を取り消せることを言います。
販売元の会社は、カード会社に利用代金を返金しなければいけません。
また、不正利用で購入された商品は返ってくることはないため、販売会社側には大きな損害で発生してしまいます。
会員にとっては、不正利用の支払の被害を防止できるというメリットがありますが、事業者側は大きな痛手となります。
そのため、商品代金は損失分も想定して設定されることが多いです。
4.チャージバックの方法について
カードが不正に利用されて身に覚えのない支払いが請求されていることに気づいたら、下記の手順で手続きをしましょう。
【手続きの流れ】
1.カード会社へ申し込みを行う
2.カード会社が事業者に対して確認する
3.事業者側がチャージバックを認めたら確定となる
4.事業者がチャージバックを認めない場合は、証拠を提出する
5.証拠を参考にカード会社が最終判断をする
5.チャージバックを使わない!不正利用を未然に防ぐ方法
安全に取引をするためには、トラブルを未然に防ぐことが求められます。
カードの不正利用を未然に防ぐ方法は、次の方法があります。
5-1.セキュリティコード
カードの裏面に記載されている3桁~4桁の数字で、決済時に利用します。
カードが手元にある人にしか番号が分からないというのがメリットです。
しかし、カードが盗難されてしまった場合はセキュリティコードの情報も流出してしまいます。
5-2.3Dセキュア
3Dセキュアは、各カード会社が推奨する本人認証サービスです。
カード発行会社の公式サイトでパスワードを登録して、商品購入時に事前登録したパスワードで本人確認認証を行います。
クレジットカード決済を選択した後に、3Dセキュアの認証ページが表示されます。入力したパスワードが事前登録されたパスワードと異なる場合は、決済ができません。
5-3.不正使用検知
各カード会社が導入しています。
システム上と人での目視による2本柱で監視されています。
取引の際の称号セキュリティコードと3Dセキュアに加え、独自の不正利用検知を合わせて利用することで、不正利用率を抑えているのです。
情報流出が心配な方はロック機能付きカードに注目
2018年度に世界初となる
ロック機能付きのクレジットカードが誕生しました。
決済をする際、カードボタンをタッチして設定したパスワードを入力して、ロック解除をして起動させます。
この起動で、磁気ストライプやICチップの機能がアクティベートされるのです。
紛失や盗難されてしまった場合でも、パスワードが分からなければ利用できません。
カードの不正利用が気になる方は、ロック機能付きのクレジットカードに注目してみましょう。
6.事業者にオススメのチャージバック保証サービス
どんなに気を付けて、カードが不正利用されてしまうことも少なからずあるでしょう。
被害を受けやすいのは、事業者です。
そのため、高額な商品を販売している事業者は
「チャージバック保証サービス」 に加入しておくと安心です。
6-1.チャージバック保証サービスの特徴
カードの不当利用が発覚したときに、事業者側が商品代金を負担します。
このような負担は、取り扱う商品の代金が高いほど大きいです。
しかし、保証サービスに加入をしている場合は、被害にあった分を保証会社が上限金額まで負担してくれます。
安心できるサービスのため、ECサイトを運営する企業の多くが保証サービスに加入しています。
7.まとめ
・カードの不正利用の被害は増えています。とくに、情報盗用による被害が増えているのでセキュリティ対策は万全にしておきましょう。
・カードの不正利用を防止するためには、不正利用の手口や被害が増える背景を理解することが大切です。
・身に覚えのない請求がされていたら、チャージバックを行えますが、不正利用に気づけなければ、そのまま不当請求されてしまいます。そのため、請求書には必ず目を通すようにしましょう。
・大きな損害を被るのは事業者側です。ECサイト運営などを行っている事業者は、チャージバック保証サービスを検討してみましょう。
騙されたお金を
MatoMaで返金してもらおう!
20秒でできる簡単登録
無料登録はコチラ