スマホの登場によって、どこでも好きな時間にネットが利用できるようになりました。
SNSを楽しんだり、ネットショッピングを楽しんだり、ネットの利用用途はさまざまです
ネットで便利になる一方で、
ネットの詐欺被害が続出しています 。
ここでは、ネット詐欺の手口と実際起きた被害事例を紹介していくので、日頃からネットを利用している人は確認してみてください。
記事の最後には、ネット詐欺を疑似体験できるサイトについて紹介しています。
疑似体験をしておくことで、詐欺被害を防止できるので、ぜひ体験してみてください。
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1.偽ブランド詐欺の手口
ネットで購入したブランド品が偽物だったり、代金を支払っても商品が届かなかったりする詐欺を
偽ブランド詐欺といいます。
これまでは、有名ブランドの鞄や財布などを安売りしている手口が主流でしたが、最近はコンタクトレンズなどの家庭用品の消費財を利用した偽販売サイトも見受けられるようになりました。
1-1.偽ブランド詐欺の事例:偽ブランドウイスキー
自営業のAさんは、日本産の高級ブランドウイスキーをインターネットのフリマアプリを通じて販売していました。
実際には、ボトルと箱は本物で、中身は低価格の別メーカーのウイスキーを入れ替えて販売していたのです。
複数の被害届けを出されて、商標法違反と詐欺罪でAさんは逮捕されました。
このように、消耗品にも偽ブランド詐欺は広がっているのです。
2.フィッシング詐欺の手口
フィッシング詐欺とは、銀行やクレジットカード会社になりすましてメールを送り、偽のWebサイトへ誘導。誘導したサイト内でIDとパスワードの変更を促します。
そして、入手したIDとパスワードを不正利用して、口座内にあるお金を盗み取られてしまうのです。
誘導されるサイトは本物の金融機関のサイトと非常に似たものとなっていて、違いを見破ることができる人が少ないため被害が拡大しています。
しかし、銀行やクレジットカード会社が個人情報やパスワードの変更をメールで促すことはありません。
重要な内容は、書類で郵便として送られて通知されます。メールで通知されることはありません。
2-1.フィッシング詐欺の事例:ゲームのアカウントを盗まれた
通勤時間を利用して楽しんでいるゲームサイトから「不正利用を防止するために、本人確認のログインをお願いします」というメールが届きました。
メールの送信者のアドレスはゲームサイト運営会社と一緒だったので、メールに記載されていたURLをクリック。
URLをクリックして開いたWebサイトも同じように見えたので、そのままIDとパスワードを入力したのです。
しかし、数日後にゲームを楽しむためにアクセスしようとしても、アクセスできなかったのです。
ゲームサイトの運営会社に問い合わせたところ、アカウントが誰かに乗っ取られていて、課金して手に入れたアイテムが盗まれていました。
3.偽セキュリティソフト詐欺の手口
無料セキュリティソフトやウェブサイトにアクセスしたときに「このPCはウイルスに感染している」といった危険信号をアナウンスするバナーやポップを出して、まったく効果のないセキュリティソフトをインストールさせます。
インストール後にソフト代金が請求される詐欺手口です。また、決済で利用したクレジットカード情報なども盗まれてしまいます。
3-1.偽セキュリティソフト詐欺の事例:セキュリティ対策の必要性を感じなかったために
被害に遭った61歳の女性は、パソコンを使用していましたがセキュリティソフトは未使用でした。
しかし、パソコンが脅威に置かされているという危険信号が出て困惑していまい、その後にセキュリティソフトのお知らせが来たのでダウンロードしたのです。
ダウンロード後にソフト代金として請求された金額をクレジットカードで支払いました。
すると、毎月クレジットカード会社からソフト代金の請求が届いてしまいました。
相談をして、クレジットカードは止めましたが、振り返ると恐ろしいです。
それから、被害に遭った61歳の女性は、家電量販店でセキュリティソフトを購入しているという。
4.ワンクリック詐欺の手口
アダルトサイトの無料動画をクリックした途端に「ご入会ありがとうございます」という請求画面が出現するケースです。
請求画面にブロバイダ情報なども記載されていて、個人情報が盗まれてしまったと思わせてきます。
また、請求の期限が3日前後となっているため、冷静的に考える時間を与えません。
アダルトサイトを利用していることを、家族や知人に知られたくないために相談できないという利用者の心理を突いた悪質な詐欺の手口です。
4-1.ワンクリック詐欺の事例:家族に相談ができないから支払ってしまった
10代の男性は、無料で見ることができるアダルトサイトにログインして、動画を再生しようとしたところ「入会ありがとうございます」という請求画面が表示されたそうです。
驚いて、請求画面を閉じようと思っても消すことができません。
また、プロバイダ情報などが記載されていたため、スマホの情報が盗まれてハッキングされてしまったのではないかと不安に。
家族に相談するべきかと思ったけれど、アダルトサイトを閲覧していたことを説明できずに、2万円の請求金額を泣く泣く支払ってしまいました。
5.アカウント乗っ取り詐欺の手口
LINE株式会社を装った悪質な業者から「アカウントが乗っ取られる危険性があるため、下記のURLから個人情報を設定し直してください」という通知が届きます。
その通知に記載されているURLをクリックしてサイトに移動して、個人情報を入力すると、個人情報が悪質業者に盗まれてしまいます。
悪質業者は盗んだIDとパスワードでLINEに不正アクセスして、アカウント者の友だちに対して「財布を落としてしまったから、電子マネーを送金してくれないか?」と依頼して、友達からお金を騙し取っていきます。
5-1.アカウント乗っ取り詐欺の事例:友達が困っているのを見ていられなかった
仲良しの友達からLINEでメッセージが届いた。そのメッセージには「旅行中に財布を落としてしまって、お金がなくて困っている」という内容だったのです。
仲がよい友達が困っているようだったので、力になりたいと思って、言われた通りコンビニで電子マネーを購入しました。
カードの裏に書いてあった番号を伝えたのです。
後日、友達に「大丈夫だった?」と連絡したところ「そのようなお願いはしていない」と言われたのです。
お金を騙し取られ、友達とも気まずい関係になってしまいました。
6.ウイルス改ざんウイルス被害の手口
正規の企業サイトを改ざんして、閲覧者をウイルスに感染させる詐欺手口です。
攻撃者は、ウェブサイトの脆弱性を突いて、サイトを改ざんして、ウイルスを仕込みます。
従来は利用者が多い大手企業のサイトが標的とされていましたが、近頃は中小企業のサイトが狙われているのです。
また、閲覧者の情報取得やID・パスワード盗難などの危険性もあります。
6-1.ウイルス改ざん被害の事例:有名企業も被害に遭遇
2013年4月に、ヤフー株式会社のサーバーに誰かが不正侵入して、不審なプログラムファイルを設置しました。
この不審なプログラムファイルは個人情報を抽出するプログラムとなっていて、外部からファイルが入手できる状態となっていたのです。
ヤフーは緊急で調査を行った結果、個人情報の流出の危険性があると発表したのです。
2億個もの顧客IDを管理しているヤフーのサーバーも標的にされてしまうぐらいの巧妙な手口が使われていたことになっており、
企業のセキュリティ強化が促されるキッカケとなりました。
7.ネット詐欺の事例を実際に体験してみよう
ネット詐欺の被害は拡大しています。詐欺被害に巻き込まれないためには、詐欺の手口や対応方法についての理解を深めることが大切です。
インターネットは多くの人が日頃から利用していて、いつネット被害に巻き込まれてもおかしくありません。
近頃は、ネット詐欺を疑似体験できるサイトが注目を集めています。
どのように対応したらいいのかわかるので、一度体験してみましょう。
7-1.ワンクリック詐欺体験サイト
NTTコミュニケーションズでは、ワンクリック詐欺疑似体験コンテンツが配布されています。
疑似体験サイトは被害を受けたときの恐ろしさを体感することができて、ネット詐欺に対する警戒心を高めてもらうために公開されているのです。
NTTコミュニケーションズのワンクリック詐欺体験サイトは
こちらから
7-2.フィッシング詐欺体験サイト
フィッシング詐欺の体験は、詐欺ウォールにて配信されています。
金融機関やクレジットカード会社を騙る偽業者がフィッシングする手口は巧妙です。体験してみて、手口を理解しておきましょう。
詐欺ウォールのフィッシング詐欺体験サイトは
こちらから
まとめ
・ネット詐欺の手口は巧妙になっていて、実際に多くの人が被害に遭っています。どのような被害が出ているのか事例を確認しておくことで、詐欺を回避することができるでしょう。
・ネット詐欺は、さまざまな種類のものが登場しています。それぞれの詐欺の手口と事例を確認しておくことで詐欺を防止することができるでしょう。
・フィッシング詐欺疑似体験サイトやワンクリック詐欺疑似体験サイトが配布されています。体験しておくと、どのように対応すればいいのかがわかります。ネット詐欺の被害に巻き込まれないか心配な方は、疑似体験をしてみましょう。
また、この記事を読んで、
「自分は詐欺の被害に巻き込まれているかもしれない?」
と思う方は、下記コラムを参考にし、今後の行動の方針を決めましょう!
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詐欺被害って誰に相談したら良いの?もしもの時の詐欺被害マニュアル
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詐欺被害に遭ったら消費生活センターで解決!消費生活センターとは?
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